味噌汁のおいしい食べ方(卵編)

寒い冬、味噌汁を飲むと体が温まりますよね。ただ、たまには別の食材も加えて味や風味を変えてみたいと思ったことはありませんか。そこで今回は「卵」をテーマとして、味噌汁と卵のおいしい食べ方を紹介します。まず初めに気を付けたいのが卵を入れるタイミングです。ただ入れるだけでは、ふわとろの卵スープのようにはいきません。入れるタイミングが重要で、溶き卵は最後に入れる必要があります。ふわとろにするためには卵に熱を入れる時間を出来るだけ短くする必要があるからです。その際に味噌汁は沸騰させておいてください。卵に熱を通すのは最小限というお話をしましたが、短時間で固めるにはある程度味噌汁の温度を高くしておく必要があります。ただ、長時間沸騰させると卵が固くなってしまうので、できるだけ早く火は止めるようにしましょう。そして、味噌汁の量も、たとえ一人暮らしの場合でも200ml以上が望ましいです。ある程度の量が入ってないと、卵がゆるふわになりません。卵を入れる際にもポイントがあり、ただ味噌汁の鍋に流し込めばいいというわけではありません。1カ所もまとめて入れてしまうと温度がその部分だけ下がってしまいます。その結果卵がうまく固まらず、大きな塊になってしまったり、黄色い味噌汁になって終わりという悲惨な結果になりかねません。なので、ポイントは溶き卵を入れる際は菜箸に卵を沿わせながら、全体にまんべんなく卵がいきわたるようゆっくりと回し入れてください。以上が味噌汁を卵スープのようにふわとろ状態にするためのポイントです。次にご紹介するのは、半熟落とし卵です。子どもから大人まで、大人気ですが、作り方がわからないという人は多いのではないでしょうか。そこて、半熟落とし卵入り味噌汁を作る際のポイントを紹介します。まず、卵を準備する必要があるわけですが、その際前もってお皿などに割って入れ、常温に戻すようにしましょう。そうすると、味噌汁に入れた時熱が通りやすくなります。黄身全体に均等に熱をいきわたられるのにこの作業は欠かせません。そして、今回も卵を味噌汁に入れるのは最後になりますが、ここでは味噌汁の温度は沸騰するくらい恒温ではいけません。半熟落とし卵を作る場合は、味噌汁は沸騰させずに、ゆっくりと卵を固めていきます。目安としては大体3分くらいがベストです。これ以上になってしまうと、半熟ではなくゆでたまごのように固くなってしまうのでご注意くださいね。