土鍋での炊き方について

現代の家庭では、お米は炊飯器で炊く物となっていますが、昔は羽釜や土鍋で炊くというのが一般的でした。
「土鍋で米を炊くのは面倒」と思われるかもしれませんが、実はそれほど難しくないですし、とても美味しく炊きあがります。
最新式の炊飯器にも負けない美味しい土鍋での炊き方について御紹介します。

1.下準備
まずお米を研いで水を吸わせておきます。夏は30分前後、冬は1時間程度が目安でしょうか。
それを土鍋に移して、水を1合あたり200mlを目安に入れていきます。この辺りは好みで調節しましょう。
土鍋自体が多少水を吸うため、50mlほど多めにしても良いかもしれません。

2.炊き始め
お米の炊き方と言えば「はじめちょろちょろ中パッパ、じゅうじゅう噴いたら火を止めて、赤子泣いても蓋取るな」というものがあります。
基本的にこれに従うわけですが、土鍋は鍋底が濡れていたり、水分を含んだ状態で強火にかけると割れる可能性があるからです。
炊き始めは中火にして、沸騰を始めたら弱火にして15分炊きあげます。土鍋は熱を逃がしにくいので、弱火でも十分なのです。
ただ、鍋によっては蓋と鍋の密閉性が低いものがあります。そうなると熱が逃げてしまいうまく熱が保たれないので、濡れた布巾などを用いて密閉性を高める必要があります。

3.蒸らし
弱火にして15分経ったら、一度水分量を確認します。好みの水分量になっていたら、最後に10~20秒ぐらい中火にして、火から下ろします。
そのまま10分ほど蓋をしたまま蒸らせば、完成となります。

土鍋で炊いたお米は、炊飯器で炊いた物とは一味違ったものとなります。温め直した時にもその差が現れるので、是非とも土鍋での炊き方を試してみて下さい。

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